前回のブログで「お金の教育を受けていない方が8割を超えている」ことを紹介しました。私自身も金融教育を受けた記憶はなく、祖母から「働いて、貯金しなさい、お金は大事」と言われたくらいです。「知らない、分からない」⇒「お金に困る、悩む」の負のループとなりますが、「知識あり、判断力あり」⇒「自分で対処できる」状態になれます。今回は私がやった具体的な方法についてお話します。
「まず、本を読みましょう」
勉強方法はたくさんありますが、私が1番勧めたいのは「本を読んでいただきたい」です。読書をすすめる理由は2点あります。理由①情報が正確(出版までに何人もの人が内容を精査・確認している)②体系的に学ぶことができる(お金の話はコンテンツが幅広いため、ニュースやSNS等で部分的な情報に触れるよりはまず全体像を把握することが大切だと思うから)。デメリットとしては、情報が古い場合があることです。この点は経済ニュースやSNS等を見る事でカバーしています。
実際に私が1番最初に読んだ本をご紹介します。
「今さら聞けないお金の超基本」朝日新聞出版 泉 美智子 監修 / 坂本 綾子 著
https://publications.asahi.com/product/24483.html
200ページ以上あるので、ボリュームはありますが、この本1冊で基本的なお金の知識(増やす・備える・使う・貯める・納める・稼ぐ)は一通り得られます。イメージとして、増やす=投資、備える=保険、使う=家計管理やライフプラン、貯める=貯金、納める=税金や社会保険料、稼ぐ=様々な所得(仕事や副業等)と内容が幅広くあります。まずお金のコンテンツは「増やす」「備える」「使う」「貯める」「納める」「稼ぐ」があると理解する。そのうえで、自分がより知りたいと思ったコンテンツについて、勉強していきました。
上記の本以外にも色々な良書はあるので、本屋さんに行って、パラパラ見てみて「この本だったら1冊読めそう」と思える本を探していただきたいです。まずは「浅く広く」学んでいきましょう。
最後にちょっとした小話です。銀行の窓口に行ってお金の悩み相談をするのは個人的におすすめいたしません。7,8年程前とある地方銀行さんに行って、口座開設しに行った時のことです。「預金では金利なんてつかないから」と国債や外貨建ての保険といった色々な金融商品をおすすめいただきました。当時の私はお金は使うか貯金するかの2択しか頭に無かったので(;’∀’)、パニックでした。結果的に普通預金の口座開設をして終わりましたが、「銀行員さんというプロが勧めている金融商品であったら買ってみよう」と思う方もいらっしゃると思います。ただ、「きちんと自分が内容を理解している商品を購入すること」が絶対条件です。今の日本株式のように相場が絶好調であれば気にならないでしょうが、不調になって元本割れした(損失が出た)時、精神的にすごく追い詰められるからです。よって、あまりマネーリテラシーを持ってない方がいきなり銀行窓口に相談しに行くのはおすすめしません。身近な人に聞くよりプロの方が書いた本を読むことをおすすめします。
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