まず貯金する第一目標として、「生活防衛資金を準備」しましょう。
「老後の生活が不安だから」「教育費や住宅費のために」といった様々な理由で貯金している方は多いです。貯金は「資産形成の第一歩」ですし、「とりあえず貯金100万円、次に500万円、最終的には1000万円」と金額ベースで目標を立てる方が大半でしょうが、万一の事があった時にも生活を送れるようにするためにも1番最初に生活防衛資金を用意することを目標にしましょう。
生活防衛資金とは、字のとおり万一に備えて当面の生活を維持するための生活費のことです。会社員なのか自営業なのか、1人暮らしあるいは共働きか等によって、金額の目安は異なります。一般的に会社員であれば、半年~1年程の生活費、フリーランスであれば、1年~2年程の生活費くらいの金額が目安になるそうですが、明確な定義はありません。各自の生活水準や家族構成等によって、生活費3か月分としている方もいれば、500万円は無いと不安と感じる方もいるでしょう。「これだけあれば何かあっても安心」と感じられる費用をまず貯金しましょう。
私の場合は生活費1年間分(250万円)を生活防衛資金として必ず確保しています。会社員を退職した今の私の心の支えとなってくれています。当面は収入が無くても1年程は支障なく過ごせるからです。また、ある程度まとまった金額の貯金を達成することで、「貯金する」といった習慣が身につきます。「家計管理」して、「支出を適正化」することが当たり前になります。
むしろ、その習慣の方が価値あるものになります。
私はもともと貯金が苦ではないんですよね。むしろ通帳記入好きです。「お金は大切だから、働ける内に貯めておきなさい。」と祖母に言われていたからというのと、「働くのってこんなに大変なんだ」と社会人になった時に実感したから。だから「将来の自分への仕送り」を自然に行っていました。
会社員として働き続ける方が一般的で、納得できる収入が全員得られている訳ではないでしょう。昔に比べれば「転職」や「副業」が身近になってきましたが、「ちょっとハードルが高いな・・・」と感じる方も多いと思います。なので、「家計管理」して使途不明金をなくす。「支出を適正化」して生活防衛資金をまず作ることをおススメします。
もし私のように楽しくなって、次に500万円、1000万円と目標金額を上げていくのもありですし、その後は毎月の余剰資金を少し積み立て投資に回すのもありです。まず資産形成の第一歩として貯金を始めてみましょう。
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